2009年06月21日

プロとしての誇り

遊び半分、仕事半分で北海道に行ってきた。19日に旭川空港から富良野に行き、夜に富良野塾の公演を観た。私が尊敬する倉本聰氏(「北の国から」「風のガーデン」などの脚本家)が主宰する劇団で、かれこれ20年間見続けている。最初は東京でも見られたのだが、2000年以降は北海道でしか上演しないため、毎年欠かさず訪れている。

「北の国から」は成長、恋愛、郷土愛などテーマが軽いものが多く気軽に見られたが、「風のガーデン」もそうだったように今回の芝居のテーマも「死」 74歳という彼の年齢が、そうさせるのだろうが、若者には重過ぎるし受け入れられづらいだろう。

富良野塾も25周年を堺に募集を打ち切ると発表したが、彼の活動も終わりが近いということか。いずれにせよ40年近くも第一線で活躍し続けたのは立派というしかない。彼を超えるような脚本家が、この先出現するか、興味深いものである。と、これが遊びの部分。

片や仕事の部分は現在手がけているサロンの経営向上を図るため、あらゆるサロンを体験してきた。アロマ、タイ式、インド式・・・どれもさほど違いは感じられなかったが、最後に訪れたカイロプラクティックだけは少々違った。

主な効果は筋肉や関節の痛み改善のはずなのだが、逆に鞭打ち状態になってしまった。カイロに関する詳細はネットなどで調べればわかると思うので、ここでは書かないが、骨をボキボキと鳴らしたり無理な体勢を取らせたりするものではない。手っ取り早く言えば、手だけで施術を行なう「整体」のアメリカ発祥版。

しかし、そのことをわからずにカイロプラクティックを名乗っている整体院が多いように感じる。実際に、今回私が体験したところも、その1つだった。無知な客は痛いことをされて、さらに金まで払う。ドMな人にとっては、この上ない喜びなのかもしれないが(笑)

これは何もサロンだけにかぎった話ではない。就職のプロ、人事のプロと名乗っているものの、人を見抜く目すら持っていない人が多数いる。それでもエントリーシートや作文の書き方は教えられる。面接やディスカッションのしかたも伝授できる。

だが、そんなテクニックを教えられて、何の役に立つというのだろうか。それにより希望の会社から内定がもらえるかもしれない。人事から高く評価されるかもしれない。現に一流企業に内定をいただき就職している方もいらっしゃる。

内定をもらうことが、就職することがゴールならば、それでも構わない。しかし、それは社会の入口であって、本当に大切なことは、その会社で自分のやりたいことを実現することではないのか。そこを間違えてもらっては困る。内定を取ったらお終いではないのだ。

内定を取るテクニックだけを知りたい人。自ら苦労せずに最短距離で答えに辿り着きたい人。TNSに来てはいけない。きっと落胆するに違いない。いつまでも答えを教えてもらえないことにイライラするはずだ。そして途中退会し、行っても何の役にも立たなかったと不平不満を撒き散らすに違いない。

整体院が神経の働きを整える場だとしたら、TNSは楽しく働ける人になるための準備をする場である。さらに整体には自然治癒力を高める効果がある。同様にTNSには自然と仕事に必要な能力を身に着けられる効果がある。効き目はじわじわと発揮するものだ。一夜にして何とかできるものではない。それを理解したうえでお越しいただきたい。
posted by CTA at 21:38| 日記