2009年09月15日

イチローだって苦労しているんだ

お笑い芸人やりながら、片手間に就活指導。最近、その手の若者が増えている。一様に彼らを批判するつもりはない。しかし本気で悩んでいる学生をさらに惑わしたり、ときには遊び半分で手を出したり。そういうことは断じて止めてほしい。

私はリクルートが嫌いだ。就職活動なるわけのわからないシステムを構築したからだ。そこから派生して婚活などというものもできたが、そもそも就職はするものであって、それ自体を活動化するものではない。巷には便乗したマニュアル本やテクニック本が氾濫しているが、読めば読むほど迷宮入りする。

かくいう私も設立当初は、その手の本を多数出版していた。宣伝と収入を得るためである(笑) ある程度、TNSの知名度もあがり他の仕事で食べられるようになったため、ここ10年近くは一切出版していない。おそらく今後、出版する予定も意思もない。

就職に限らず恋愛、結婚、仕事・・・どれもマニュアルは通用しないものばかりだ。テクニックで何とかなるのは大学受験までだろう。本に書いてあるとおりに実践すれば内定が得られるわけではない。逆にNGワードを口にしたにもかかわらず内定がいただけることもある。

昨日、イチローが9年連続200本安打という偉業を成し遂げた。彼はインタビューの中で幾度となく「解放された」「気楽になった」と口にしている。開幕直後には胃潰瘍のため8日間欠場したこともあった。

天才もプレッシャーに押し潰されそうになりながら努力しているのだ。我々一般人が、いとも簡単に希望の会社から内定をもらえるわけがない。だから諦めるのではなく、必死の思いで食らいつくのだ。苦労したからこそ、喜びも一入なのである。

マニュアルに頼って楽して何かを得ようとしないほうがいい。わからなければ、すぐに答えを知ろうとしないほうがいい。どれだけ苦労しても自分で手に入れることに価値がある。だからTNSでは答えは教えない。自分で何とかできる力をつけるための、その人なりの方法を指南するだけである。
posted by CTA at 15:28| 日記